2011年05月31日

ショスタコーヴィチ「交響曲第2番(10月革命に捧ぐ)第3番(メーデー)」

皆様、こんにちはぴかぴか(新しい)たまの更新にもかかわらず、毎日読者さんにご訪問いただいていることについては、本当にありがたく、嬉しい思いでいっぱいですグッド(上向き矢印)

というわけで、お題は何にしようか昨晩は迷っていましたが、朝になり「やっぱり深良には、このヒトでしょパンチ」というわけでドミトリー・ショスタコーヴィチでございます。ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 / ロストロポーヴィチ(ムスティスラフ) (指揮); ショス...

↑きゃあ、困った。私の持っている盤がAmazonで見つからなかったですよ!!!出てくるのは5番ばっかり。
1995年に買ったTELDEC のシリーズで、ロストロポーヴィチおじさん指揮でロンドン交響楽団演奏なんですけどね。写真を出すしかないです!
shostakono2.jpg

↑もしもこのCD をお持ちの方は、仲間ですね!
95年から96年にかけて、ショスタコーヴィチ交響曲をなんとか全部聴きたいと願っていたので買った記憶があります。5月1日に買ったらなかなか素敵な事件だったが、多分「第4番」に引き続いて秋に買ったはずです(苦笑)。

しかしながら、「第2番」は、1927年、20歳のショスタコーヴィチが、初めて正式に「交響曲作ってね」との依頼を受けて書いた記念碑的作品(国立出版所音楽曲の「宣伝部」からの依頼)。お仕事を受けると言うのは、信頼してもらったと言うことですから、どれほどショスタコーヴィチは胸をときめかせただろうな、などと想像します。

で、音楽はと言うと…ひと言で言うと山あり谷あり。冒頭部の低音は、深夜に人知れず逢瀬を重ねる恋人の足音か…それから徐々にミュートをかけたトランペットが、恋人たちを邪魔する親たちのごとくに、なにやら不穏に説教を始めたら、さてさて、物語の肝はここからだ!!!ってな雰囲気で、火花を散らす摩擦とののしり合いが始まる〜!っという、なんだか私には、非常に演劇的な楽曲に聞こえて仕方がないです。
この第2番は、私の所持している、ロストロポーヴィチ指揮、ロンドン交響楽団演奏のCD では、18分53秒で、交響曲としては短いのですが、それだけに、若いショスタコーヴィチの持って生まれた、旋律の展開のさせ方や楽器の音色の生かし方が、かなり生な感じで現れた気が私にはします。後半で、どーんと打楽器が入って、即合唱が始まる当たりなどは、もっと年取ってからの彼だったら、もう少し思わせぶりに何かの旋律をくっつけてからつなげるのではないかと、そんなことを思いました。

「第3番」は「第2番」よりも10分ほど長い28分54秒で、これはさらに絵画的というか、ショスタコーヴィチの冒険精神溢れていて、聴いていて面白いです。「場」の移り変わりによって聴く者に美麗なものを想起させるショスタコーヴィチの手際の良さは、習って習得出来る技術ではない、とつくづく実感させられる。

冒頭のクラリネットソロを、私は長年アラームの代わりにしておりました(笑)そこから速度を増して疾走して行く楽器群が聴く者の脳髄を、ぱんぱんぱん!と打ち鳴らすのがいいね!そしてしばらくして「アンダンテ」のところでティンパニが悲劇的な旋律のお膳立てをするあたりは、「交響曲第1番」でも使われる手法で、ショスタコーヴィチの各楽器のキャラクターの使い分けは、若い頃からその「核」ができていたと言えるかもしれません。

「アンダンテ」のあたりは優美な弦楽器の饗宴で、老舗ホテルでお茶を飲みながら聴きたい感じであります。しかしながら、眠くなった聴く者をすぐに叩き起こすように、またまたショスタコーヴィチは起爆剤を投げ入れる。速度が上がったな、と思った途端に楽器たちは疾走と旋回!続々と旋律と打楽器が、立ち上がる立ち上がる。老舗ホテルだとおもっていたら、株の立ち会い場になりました、というくらいににぎやかになっちゃう。

なんだか「2番は短すぎていろいろできないことがあったから、ここで実験しちゃえ!!」とショスタコーヴィチが思ったのかどうかは謎だが、「いろいろ旋律を詰め込みました!」と聞こえるのは私だけか??
こんな曲想を作った人が、あの第4番みたいな前衛的交響曲を作ったのは必然ですな。

しかし!!!冒頭のクラリネットソロの旋律と、最後の合唱のクライマックス部分が綺麗に同調しているという事実を知ると、やはりショスタコーヴィチの真髄は、構成とグランドデザインの緊密さにあるのだと思わせられます。
最後の最後に、最重要のテーマが、不自然さなく登場する…これを美しく提示するのは本当に難しい。気力と技術と両方いります。


つくづく思うのですが、ショスタコーヴィチの交響曲というのは、私に、「素晴らしい芸術作品の姿とは、こういうものだ!」と感じさせるのですね。すなわち「快い驚きと、ショッキングな驚きと、静かな安らぎとを交互に感じさせる作品」が、最も高度な素晴らしいものであると。

そして、そこに至るには、どういう工夫をすれば良いか、優れた叙述とはどうあるべきか、読者に夢中にさせるには、どういう手法を磨けば良いか、までを模索する気になるのです。

ショスタコーヴィチの音楽には、そこまでの思索をさせる力があるのですね。

★ショスタコーヴィチについて書きました過去記事も、よろしければどうぞ★
http://mayumifukaratamamo.seesaa.net/article/128246124.html ←「交響曲第8番」
http://mayumifukaratamamo.seesaa.net/article/129327033.html ←「弦楽四重奏曲第14番、15番」
http://mayumifukaratamamo.seesaa.net/article/144844350.html ←「交響曲第4番」


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皆様ぜひ、深良マユミに会いにきてくださいませるんるん
posted by 深良マユミ at 13:56| Comment(2) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです(*^^*)
すみません、トップ絵にビックリしての書き込みです。
前からこれでしたっけ?σ(^_^;)
Posted by いいだ at 2011年05月31日 14:41
いいださん、いらっしゃいませ♪来てくれてありがとうございますヾ(*゚∀゚*)ノ♪
ああ、トップ絵(爆笑)これはですね〜、3日前に変えましたっ(p゚∀゚q)!!今までの紫色のファンタジーっぽいのも良かったのですが、なんか大人しすぎるなあ、って(って過激ならいいのか?)
記事内容とスキンとが調和しているかどうかは、読者の皆様のご判断に任せます(大笑)
もう少し行間が間隔があいてる方が読み易いかな、とか考え中です!
いつもコメント本当にありがとうございます^^ あとで遊びに行きますね〜。
Posted by 深良マユミ at 2011年05月31日 15:30
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