2010年06月21日

Queen「Jazz」

このバンドについて語るときは、いつでも書き出しが難しいのです。まことに、Queen というバンド、アーティストは、私に莫大な物思いと、愛しさと懐かしさとを強いてくれますし、同時に、「なんで彼らはここまで世界中を魅惑することができたのか? 」という探求心もかきたててくれます。
Freddie が45歳の若さで亡くなったことまでもが、まるで栄光への最後の仕上げかのように感じられてしまいます……さて、マクラはここまで。


Jazz

Jazz

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hollywood Records
  • 発売日: 1991/06/17
  • メディア: CD




お題は「Jazz 」です。私が初めて聴いたQueen のアルバムは、実は「News of the world 」で、その直後に1978年リリースのこれを聴いたのですが、いやいや、しょっぱなの「Mustapha 」から、驚愕したと言うかどんっ(衝撃)
何を唱っているのか分からなかったと言うか←そりゃそうだ。
  
今聴くと、ヨーロッパ人の考える「中東」の、非の打ち所のない美的結晶だと思われてなりません位置情報  要するに名曲だと思う。

歌詞と言う物語性ではなく、ただ単一に「音楽」だけで聴く人を引き込めるぞ!!という、この不遜なまでの自信。これがすごいな、と。
Freddie って、そもそも容貌がアングロサクソンっぽくないですからねえ。そういったエキゾチシズムをもちろん計算に入れていたのでしょうが、それでも、「歌詞の意味が分からない」楽曲をオープニングにもってくるってのは、結構勇気あると思うのですよ。

ともかく、オープニングがショッキングなので(?)2曲めはスタンダードなRockしておりますね。「Fat bottomed girls」大好きなのです。
あの、隠されたエロな隠喩が(微笑)。

   Hey I was just a skinny lod
Never knew no good from bad
But I knew life before I left my nursery
Left alone with big fat funny
She was such a naughty nanny
Heap big woman you made a bad boy out of me

Hey Hey

女性にNaughty という形容詞がつくと、もはやもう、なんというかエロエロではちゃめちゃなのであります(照れ)。
エロエロな年上女に男にしてもらったロックスターの歌なのですね、要は…でも、それをちょっとおふざけにして唱い、演奏しているので、非常にからっとしている。そこに余裕を感じます。

余裕と言えば、「Bycycle Race」の歌詞の中にちゃんと
「Fat bottomed girls they'll be riding today」という文句が入っていると言う計算ぶりに思わず唸ります。
全部で13曲の感想をみんな書いていたら、ブログが終わらないのですが(苦笑)山あり谷あり、音楽のヴァラエティーが豊富で聴く人を飽きさせない!この当時のQueen の音楽的アイディアはものすごいものだったと、あらためて脱帽です。
しかし、同時に「何が言いたいんだろう」という印象が残るのも確か。
ちと散漫と言うか。前作「News of the world」のような確信的な強さは、ちょっとない。

News of the World

News of the World

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hollywood
  • 発売日: 1991/02/12
  • メディア: CD




「News of the world 」の堂々たる威圧感に溢れた音楽は、まさにChampion の風格でありました。
「Jazz 」ではそれが薄らいでいる。ジャケットのデザインも、なにやらポップです。


しかし。

この散漫ささえも、私はQueen が狙った効果ではないかと、今なら信じます。

このアルバムは、例えば「A night at the opera」「A day at the races」がオペラ的な構築を目論んだものだとするならば、オペレッタ的な構築のように思えます。

オペレッタというのは、オペラのなかでも、市井の人々の喜劇、悲劇を描いたジャンルを指すのですが、しょっぱなの「Mustapha」という「何を唱っているのか分からないあせあせ(飛び散る汗)」曲から入って、ラストの「No more of that jazz(もうこんな、馬鹿みたいなおふざけはいらないよ)」で締めるという展開が、まさに、社会に生きるさまざまな人生の縮図ではないか、と聴き直して強く感じましたねえ。

あるいはこういう聞き方は邪道かもしれないですし、考え過ぎかもしれませんが。

思い起すと、「Jazz」をリリースした時には彼らは、Freddie は32歳くらいでMay は31歳で、Taylor とDeacon に至っては30前だったはずなのですが、その割には、実に大人というか、熟成しているのに、改めてびっくりもしました。

この4人で写っている写真を見ると、この人たち、なんと「オトナ」なのだろうと。視線と言うか、眼光が違う。

Yes のメンバーや、Pink Floyd のメンバーの写真を観ても、私はこんなことを思わないのに、Queen の4人の写真を観ると、彼らがミュージシャンと言うより、「歴史の教科書の中の人物」になってしまったかのような感慨を押さえられないのです。
(って、Freddie 以外、みんなご存命なのにあせあせ(飛び散る汗)

…不思議なものです。


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タグ:Queen
posted by 深良マユミ at 19:19| Comment(2) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
元気が出る曲といえば「ドント・ストップ・ミー・ナウ」です。
もう歳なんで、歌詞のように「お盛ん風」はきびしいですが(笑)

しかし、健康的に解釈して「have a good time!」
いいですねー。

発売された1978年頃は、高校受験等の疲れのせいか
悩み多き暗い時期で、フレディの高揚したボーカルとブライアンの
「それっ行くぞ〜!」的なカッコいいギターに励まされたものです。
この後、発売された「ライブ・キラーズ」は名盤で
これに触発された連中と学校文化祭史上初の
「クイーン・オンリー」のライブを「ボーカル担当」で
演った恥ずかしい思い出があります!

おそらく「jazz」〜「Live Killers」あたりは
当時のギター・キッズにとって重要な位置を占めてると思います。
Posted by ももぱぱ at 2010年06月26日 21:55
ももぱぱさん、いらっしゃいませ〜〜♪♪
私も聴きました「ライブ・キラーズ」。すっごく充実したライブアルバムで、Queen のキャリアの1つの頂点だと思います。
ももぱぱさんの若かりし頃も、いろいろあったんですねえ(遠い目)。
高校生ってどうしてあんなに、自己顕示欲があるんでしょう(爆笑)私なんて現在は世捨て人ですo( ̄◎ ̄)o バブって嘘ですが。
ももぱぱさんはFreddie になりたかったのですか??(大笑)ならなくて良かったじゃないですか♪
お陰で私みたいな美女と巡り会えて(それかい??)

何を書いているんだか分からなくなってきたので、この辺で。いつもご訪問ありがとうございます(*^^*)¥
Posted by 深良マユミ at 2010年06月29日 12:16
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