2010年03月27日

ショスタコーヴィチ「交響曲第4番」

皆様、こんばんは。満を持して(?)送りますわよ。
ドミトリー・ショスタコーヴィチ!

これです。

ショスタコーヴィチ:交響曲第4

ショスタコーヴィチ:交響曲第4

  • アーティスト: バーミンガム市交響楽団,ショスタコーヴィチ,ブリテン,ラトル(サイモン)
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1995/09/20
  • メディア: CD



私はこのCD の他にはこれも所持してます。


ショスタコーヴィチ:交響曲第4番

ショスタコーヴィチ:交響曲第4番

  • アーティスト: ゲルギエフ(ワレリー),ショスタコーヴィチ,マリインスキー劇場管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2010/03/24
  • メディア: CD



顔が少々怖い、ゲルギエフ(笑)

さて、この楽曲、交響曲第4番ハ短調作品43は、全世界のショスタコーヴィチファンはまなじりを決して聴かねばならない曲であります。なぜならば、彼を襲った最初の共産党による攻撃、「プラウダ」(共産党中央委員会の機関紙)による「ムツェンスク郡のマクベス夫人」への批判・中傷のさなかに書かれた曲だからです。
当時、共産党に目を付けられると言う事は、ソヴィエト社会でののけ者になる事を意味していました。まして、ショスタコは、それまではソヴィエトの輝けるスター、次代を担う作曲家ともてはやされていたのです。
ちなみにこの、ショスタコーヴィチ攻撃記事の日付は、1936年1月28日です。
第4番の完成は、1936年5月20日。ただし、ショスタコーヴィチの最も信頼出来る評伝である、「ショスタコーヴィチ ある生涯」によると、ショスタコ本人の、クバツキーあての4月27日付の手紙に
「昨日、交響曲第4番を完成」と記してあるそうです。





さて、わたくしはこの曲を、最初「European community youth orchestra」という楽団の演奏で買ったのですが(お小遣いをケチったのよ、とても安かったの)…なんだかうるさいばっかりで、どこが良いのか分かりませんでしたあせあせ(飛び散る汗)あとでこのCD の写真も出しますね。
【3月31日追記】写真出しました。
shosno4.jpg

しかーーーーし、このラトルさんの演奏で聴きますと、あら不思議exclamation×2私の頭の中には、
「稀代のサーカスのスターが、自らを嫉妬する手品師の罠に陥って、半身不随の大けがをする→→その後、手品師の興行は成功するが、スターの芸を愛する観客の声援の後押しで→→スターはカムバックを行うが、彼を愛する若い娘が→→
   「彼が興行に出たら、私一人のものにしておけないわたらーっ(汗)
と、彼の誘拐を試みる→→スターは、一瞬、これほどまでに自分を愛してくれる女性となら、スターなんて辞めて普通の市民になってもいいかな、と思うが、この女性の隠された一面をかいまみてしまい、狂乱して………!!!!

ってな、物語が立体的に浮かんで参りました。

  って、それって深良マユミの職業病では???という突っ込みはしないでね。

つまり、この曲って、派手で豪快、そしてスケールが大きいが、その大掛かりさ故に、皮肉さと運命の転落がいやが上にも際立つ…という、凝った仕掛けのしてある音楽なのですわ。
物理的にも規模が大きく、20の木管楽器、17の金管楽器、さらには大編成の打楽器と弦楽器を必要とし、チェレスタとハープ2台も加わっております。

私はこの第1楽章の、16分59秒の当たりが好きです。ショスタコならではの鮮やかな、悲劇的な旋律が素晴らしい。

なんというか、この楽曲は
平和→転落→上昇→幸福→悲哀→開き直り
   この循環を恐ろしく豪快に、しかし滑稽に描いた絵巻のような気がいたします。

ゲルギエフちゃんの指揮するほうは、ラトルの後で聴くと、ちょっと大仰の度合いが過ぎてどうかな? と感じます。重低音金管と、打楽器を強調しているために、威圧感と攻撃性とが前面に出ているのです。
ラトル指揮の方が、全体の音量を抑えめにしている(というか、遠くから響くようにマスタリングされている)ため、すっきりと嫌味のない音に仕上がっている。

ただ、金管楽器の凄みはさすがゲルギエフ。怪物の足音のような音響に心を奪われたい方は、ゲルギエフ指揮のほうをどうぞ。

そうそう、ショスタコファンなら、この4番の初演が、誰の指揮によってなされたかご存知ですよね…
キリル・コンドラシンいや〜〜〜ハートたち(複数ハート)私、彼も大好きなのです。

道化師~ロシア管弦楽名演集

道化師~ロシア管弦楽名演集

  • アーティスト: コンドラシン(キリル),カバレフスキー,チャイコフスキー,リムスキー=コルサコフ,ハチャトゥリャン,RCAビクター交響楽団,シュムスキー(オスカー)
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2007/11/07
  • メディア: CD




このCD が欲しいと思いつつ忘れておりました(をい)。
コンドラシンにはもっと長生きしてほしかったですたらーっ(汗)
ベルリンの壁が壊れるのを観たら、なんとおっしゃったでしょうね。コンドラシン。

って、そんな事を書いていたら、このようなサイトを見つけてしまった!
http://www.geocities.jp/exist2ok/kondrashin.html

全てのロシア・ソヴィエト音楽ファンが大喜びのページだわぴかぴか(新しい)

次にショスタコーヴィチを取り上げる時は、コンドラシン指揮の13番と、ゲルギエフ指揮の13番の比較かな???
13番大好きなんですよ。まあ、私だったらショスタコすべて好きなんですがね。だから貼ってしまうぞ。



このバス歌手さんはお若いのにがんばってますねひらめき演奏に負けてないのが立派です。
ゲルギエフにがんがん駄目だしされたのでしょうか。「これでプロムの舞台が務まると思うか!!?」なんて…
ああ、なんだか私、文章がとまらなくなりつつあるのでこの辺でストップね♪
今夜はキリル・コンドラシンとウォッカを飲む夢を観ながらお休みね。

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「デジぱれ」ブランド名 深良マユミ

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posted by 深良マユミ at 22:56| 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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